家を建てる注意点(土地選び)
マイホームは一生に一度の大きな買い物です。失敗は取り返しがつきません。
未経験のことばかりで戸惑いがちな家づくりを成功させるためには、どんなところに注意しておけばよいのでしょうか?
大切なのは土地選び
家を建てる上で最も気をつけなければならないのが土地選びです。
建物は後から直したり建て替えたりすることができますが、土地だけ変えるということは不可能です。
土地そのものも非常に高価で、建物と同程度かそれ以上の費用が必要になります。家そのものを建てること以上に失敗できないのが土地選びなのです。
いい土地の条件には、利便性や周辺環境など色々ありますが、最も重要なのは安全性です。
地盤が弱く土砂崩れや液状化が起きやすい土地だったり、水はけが悪く水害の起きやすい場所だったりすると、一度水害が起きればどんなに立派な家でも一瞬で駄目になってしまいます。
そうしたリスクの少ない土地を差がうすうえで一つのヒントとなるのが地名です。
水に関する地名はもちろん、「蛇」や「龍」などの字がつく地名も過去に水害があった可能性が高いです。
近年になってつけられた地名の土地にも、古い地名を隠すようにつけられたものがあるため要注意です。
もちろん、地名は一つの傾向でしかなく、実際にはこうした法則に当てはまらない土地も多く存在します。
実際に土地を購入する際には、古い地図を見るなどして、昔の状況を記録から確認するようにしましょう。
工事現場はマメに見に行く
注文住宅の長所は、建築途中の状況が自分の目で見られること。せっかくの長所を生かさないのは損です。
自分のための家ができていく様子はそれだけで面白いですし、そう見られるものではありません。
それに、家のクオリティのためにも「見に行く」ということは大切です。
大規模な工事現場と違い、小規模な個人宅は関わる人が少なく、緊張感も薄れます。
ミスや手抜きの発生しやすい環境になりやすいのです。
そのため、建築のことが全く分からない素人でも、見に行くだけで違うのです。
事前に連絡をとって営業担当と見学に行くような大げさなものでなくても、近くを通りかかって軽く挨拶するだけでも違います。
また、誰が住むのか分からない家を建てるよりも、これからどんな人が住むのか分かったほうが、作業はおのずと丁寧になります。
忙しく現場に行く時間が取れないという人は、現場の人や営業担当にお願いして、定期的に写真を送ってもらうのも有効です。
直接訪れるのには劣りますが、それでも現場に責任感と緊張感をもたせる効果があります